そとでよ - モトコ・モリのインドア生活

元ひきこもりの気ままな生活。

映画「HELLO WORLD(ハローワールド)」ネタバレ感想。び、微妙……。

あんまりこういう男女の青春モノっぽい作品は見に行かないのですが、SF好きなのと悲恋ものに弱いのと予告編の音楽が良かったので見に行きました。

ストーリー的には、付き合いたての頃の不幸な事故で彼女を救うことができなかった10年後の自分が、バーチャルな世界でもいいから彼女を救いたいと10年前の世界が再現された仮想空間の自分に会いに来て主人公と彼女の恋を応援しに来たが実は……という感じの話です。

満足度5点満点で3.2くらい。

タイトルのとおり微妙でしたが、せっかく見たのでネタバレ感想を書きます。

良かったところ/微妙だったところ

良かったところ - ストーリー前半。際立った面白さはないものの予告編の空気に沿った男女青春ものと言う感じで、二人が付き合うまでの積み重ねは微笑ましく見れました。 - 作画。3DモデリングベースのCGばりばりだなぁとは思うものの、世界観的にバーチャルなのでありでした。 - 松坂桃李の声。予告編で松坂桃李の声が良いと思ったが見た理由の3割くらいあります。 - ED曲。このED聞くために見に行ったが5割。良い曲です。

微妙だったところ。 前半以降のストーリー。 実は10年後の自分は裏切り者。 彼女は死んだのではなく脳死状態。 10年前のバーチャル空間から脳死になった頃の彼女と似た意識を連れてきて、同期させることで彼女を目覚めさせるため、主人公と彼女の恋を応援していた。 この辺りまではまあ素直に分かります。わりと王道のSF展開です。

彼女の意識が連れ去られたことで、バーチャル空間の整合性が保てなくなり、エラーが発生しリカバリがかけられて、主人公のいる世界が崩壊するも分かります。彼女を取り戻しに行くのも分かります。

しかし、このあたりから一気にご都合展開と台詞と作画だけいい感じのシーンが増えてくるんですよ……。

最終的に、現実だと思っていた10年後の世界も実はバーチャル空間で、データの不整合として消されそうになった彼女を色々葛藤がありつつも10年前の世界に送り返すことを選び、10年後の自分が「幸せになれよ」とやるんですけど、彼女を連れていった10年前の自分はデータの不整合がないパラレルワールドに辿り着き、10年後の主人公がラストシーンで目覚めると10年後の世界とは逆にヒロインの方が待っているという……。

つまり、20年後の世界こそ現実で、脳死状態の主人公を彼女が目覚めさせようとなんとかしている話だったという、なんというか「インセプション?」って感じの話でした。

別に映画の構成要素自体は悪くないと思うんですけど、後半がぶつ切りシーンの連続というか、予告編で「お、これはラストに畳み掛ける怒涛のシーンの一部なんだろうな」と思って見てたシーンが、全然なんでもないところ(電灯にしがみつくシーン)だったり、前半のもだもだ青春的な心理描写はやや萌え系ではあるものの、わりと丁寧にやっていたのに途中からすごい雑になったり(「堅書くんじゃない?」から「愛してくれていたのですね」辺りのあの唐突な感じ)とか、自転車乗ってるとこのFPS視点のCGがめちゃくちゃ浮いてたりとか、なんかこう部分部分好きな要素もあるだけに「もったいない!」と思ったというのが正直なところかもしれません。

「ミッション8ミニッツ」を彷彿とさせる部分もあり、名作SF2作に萌えを足したなら、もっとうまいこと料理してーと思いました。 一行さんみたいな二次元の女の子めちゃくちゃ好きなのでもっと素直に楽しみたかったです……。