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映画『ピーターラビット』感想/ベンジャミンのもふもふっぷりがたまらない件

予告編や電車内広告を見ながら、原作とはだいぶキャラや雰囲気が違いそうだな〜と思いつつ見てきました。映画版。

ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1)

ピーターラビットのおはなし (ピーターラビットの絵本 1)

原作ファン的にはにやりとできる要素もありつつ、かなり大胆なアレンジがなされているので、原作そのものの雰囲気を期待する方はちょっと「コレジャナイ」と思うかも。

私の感想としては映画序盤「だいぶ原作と違うな……」中盤以降「これはこれはアリだな」に変わりました。面白かったです。

ピーターラビットは三つ子の妹(フロプシー、ロプシー、カトンテール)たち、従兄弟のベンジャミンと協力し、うさぎ嫌いのマグレガーさんの畑から野菜を盗みだすところからスタート。

マグレガーさんに捕まり危機に陥ったピーターですが、マグレガーさんの隣人で動物好きのビアに取りなしてもらいことなきをえます。

隣人のビアは画家を目指して前衛的な絵を描いていますが、息抜きとしてピーターたちのイラストも描いていますが、ビアの描いたイラストを見ていると、ピーターはマグレガーさんに捕まり、うさぎのパイにされてしまった父のことを思い出すのでした。

父の形見の青い上着を取り戻しに再度マグレガー宅に侵入したピーターはまたも危機に陥りますが、マグレガーさんは心臓発作で倒れてしまいます。

動物嫌いのマグレガーさんがいなくなったことを喜ぶ動物たちですが、間もなくロンドンから大叔父同様うさぎ嫌いのマグレガー氏の大甥がやってきて…

というのが序盤の主な流れです。

原作との違い、気になった点など

ピーター父、うさぎ姿で登場。

原作ではみんなのトラウマ、パイ姿しか出てきていない、ピーター父ですがきちんと姿が描かれています。あ、パイ姿ももちろん出ます。

マグレガーさんは独り身

原作では夫ともにピーターラビット一家に恐れられているマグレガーの奥さんは登場しません。大甥の若マグレガー氏ももちろんオリジナル。

また、ピーター一家の縄張りにあとからマグレガーさんが家を建てた(人間が動物の領域を犯した)という表現がなされており、ピーター一家がマグレガーさんの庭に拘る理由とされています。

ビアは原作者のビアトリクス・ポターがモデル。

画家を目指して都会から移り住んだなど、実際の原作者とは異なりますが、自然動物保護家としての一面は踏襲されています。ピーターたちの理解者として、原作と映画を繋ぐ架け橋として、また本作のヒロインとして機能しています。

ピーター父だけでなく、ピーター母も故人(故兔)

ピーターと、三つ子の妹フロプシー、モプシー、カトンテール、ベンジャミンで暮らしています。「ベンジャミン・バニーのおはなし」に登場し、悠々とマグレガーさんの庭を闊歩していたベンジャミン父も登場しません。

ピーターとベンジャミンのキャラ付け

「ピーターラビットのおはなし」では、やんちゃうさぎとして登場したものの、「ベンジャミン・バニー」お話では上着をなくしたショックから弱々しくなるなどしていたピーターですが、本作では一貫してふてぶてしく向こう見ずな性格で描かれています。

ピーターに猫について教える、ピーターの上着を取り戻しに付き添うなど、原作では頼りがいのある従兄という印象が強かったベンジャミンですが、本作では見たれ耳で太り気味と見た目から様変わりしており、性格的にも無茶をするピーターを止めつつも、止まらないピーターに付き添うストッパーとして機能しています。

原作ベンジャミン好きとしては序盤は結構複雑だったんですが、一番もふもふしていて可愛いので許しました。

三姉妹のキャラ付け

やんちゃなピーターと違って、原作ではいい子とされていたフロプシー、モプシー、カトンテールの三姉妹ですが、今作ではリーダー格のピーターほどではないものの大暴れしております。

長女を盾にして妹たちに指示を出すフロプシー、フロプシーにうんざりしている苦労人の次女モプシー、好戦的で武闘派の三女カトンテールといったキャラ付け。

原作では後々、従兄のベンジャミンと結婚するフロプシーですが、本作ではそのフラグの片鱗すら見受けられません。

好きなシーン

  • 打倒若マグレガーを誓い特訓する一連のシーン。特にスローモーションで5匹が闊歩するところ。死ぬほど笑いました。
  • ヨガに取り組むビアと若マグレガーのシーン。ヨガに取り組むピーターたちがかわいすぎる……。
  • フロプシーが実は長女ではないと明かすシーン。狂戦士と化したカトンテールが最高。
  • 街ネズミに連れられ、ロンドン観光を満喫するピーターとベンジャミン。
  • 若マグレガー氏に追い詰められたピーターとベンジャミンが植木鉢の中に隠れるシーンは原作リスペクトを感じました。