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バンビーノ単独ライブ「真夏のバンビちゃん」メモ

ダンソンくらいは知っていたのですが、7月にたまたまルミネで見て、面白いなぁと思ったバンビーノ、機会があったので単独見てきました。とても楽しかったのでメモ的な備忘録です。

8月2日(火)19:30〜


ネタ合間のVTRは、本来用意していたVがライブ三日前に作家さんのところのデータが飛んだということで、急遽バンビーノ二人がネタの裏話をする形になっていました。 Vは結構手間をかけていたらしく、惜しむ二人ですが、こういうメイキングかなり好きなので個人的にはアリでした。サンドのエンタDVDみたいで。ネタ作りの石山さんの発想がかなり独特で、これをネタに昇華できるのか……と面白かったです。コンビ内の力関係が圧倒的に石山さんにあるのか、随所で藤田さんがぞんざいな扱いを受けていて笑いました。

これ以後敬称略。

「新聞勧誘」 新聞勧誘員の石山が居留守を使う藤田を誘き出すため、ドアを太鼓代わりにノックで祭囃子を奏でるコント。ニーブラに通じるものがありますね。

V:事前収録で観てる人の反応がわからない状態なので、スベったネタを自慢げに解説してたら恥ずかしいという二人。 単独の掴みにはキャッチーなネタを持ってくることにしていて、これもそうとのこと。 受けたネタを膨らませたもの。27時間でもやったとか(27時間、2本目の単位のやつは見てたんですが)。 思いついてから披露するまでに、ほとんど間がなかったようで「藤田、お前ハッピ着て踊れ」みたいな感じだったとか。ドアに阻まれてお互いの姿が見えないので、客の反応でタイミングを図る。客の反応がないと詰むらしい。 27時間ではカメラアングルの関係で顔が写らなかったという藤田。そういう星のもとに生まれている、前世?先祖?が相当悪いことしたんじゃないかと石山。

「人質」 誘拐犯石山がうたう歌の続きを歌えないと撃つと脅される人質の藤田。ミス次第では死んで終わるという文字通り致命的なコント。でも最後の方でちょっとミスがw犯人見逃してくれましたけど。「最後までちゃんとしいや」と。 シリアスなシチュエーションでも、石山さんの軽妙な感じがいい味で、深刻さとかないのがいいです。

V:人質というコントのシチュエーション自体は定番だが、性質上、入りが重いダークなものが多い。が、これは最初から軽いと話す二人。 藤田の顔が隠れるネタが多いという話。今回も目隠しをしていて耳だけで合わせる。藤田は五感を失ってこそ研ぎ澄まされるものがあると石山。なんかこのあたりの力関係面白いです。 V撮りの時点で2割しかネタが出来ておらず、ところどころ想像でネタを語る二人も笑えました。

「宇宙人」 数字に関心のある宇宙人のコント。博士石山が読み上げる数字を奇妙な法則で反芻していく宇宙人藤田。 藤田は全身タイツでまたもや顔が見えないw 客席の子供の声を素早く拾って反応する石山。好きだなぁ。藤田が反応を忘れたところがあり盛大に弄られる宇宙人。

V:石山の子供が何を指してもチュッチと言っていた時期があり、面白いなと思っていたのでネタにした。普通の人なら無理だけど、宇宙人ならギリありかな?と思って宇宙人。発想にシチュエーションを合わせる後付け方式。 「なさそうでありそう」がバンビーノのコント設定の大事なところで、ダンシングフィッソン族もなさそうでありそうな線だそうです。と、コント作りの肝について語るが、客席にコント作る人はいてないと思いますけど、と石山。 藤田的に高い声を出すのが辛いということで、早朝にはできないと。一本目には持ってこれないコント。なので、喉が温まってくる3本目。

「取り調べ」 刑事石山と取り調べを受ける容疑者藤田。机を叩く石山に叩き返す藤田がリズムにノっていくうちに墓穴を掘っていく。このネタも最後に藤田の大ポカがあり頭を抱える二人w このネタだったか記憶はっきりしないんですが、「後で言われるんかなぁ……」とボヤいてました。

V:取り調べはコントとしてはベタで、これまで何度か作ろうとしていた。普遍的に使えるので作れてよかったと石山。 石山がパー、藤田がグーで叩くのは音のパターンを増やすため。 実演では藤田がオールバックで演じているのではと予想しているバンビーノ(実際は髪型は特に変化なし)藤田は顔が悪人ではないので、悪役の時は髪を立てていることが多いと。愛嬌のある顔ですよね。 容疑者顔ではないが刑事顔も違うという石山にネタの節で歌いだす藤田。「自分よう歌ったな」と感心する石山。藤田も進歩していると。 バンバン叩くのでどちらも手への負担が大きいらしいです。

「ミサイル」 地球防衛軍的な施設の先輩後輩隊員的な石山と藤田。 ようやくミサイルを撃たせてもらえることになり喜ぶ藤田だが、石山の真似をしても何故か発射できず。不審に思った石山とともにどうしたらミサイルが発射されるのか検証しながら、ひたすらミサイルを連射するコント。ここでも子供の声をきちんと拾ってくれる石山がやさしい。

V:藤田は名前からしてできない後輩みたいな印象があると石山。トータルテンボス藤田はあの見た目からして藤田さんだが、藤田は見た目からして藤田であると。自然できない後輩的な感じの役柄になるらしい。 ギャッだったらミサイル出るけど、グッだったら出ないよなという、石山独特の感性からネタが出来る。藤田側に権限は一切ない感じが伝わってきますw 何万人も死ぬミサイルを軽々しく撃ちまくっているが、海に撃っているので辛うじてセーフだと。ミサイル一発撃つのに税金の30%が使われるらしい。

「神様の道」 妹の命を救うため森の神に会いに来た藤田だが、神の道を通ろうとすると奇妙な歌が流れ出し体が押し返される。神前(神の前、教頭的な役職)の石山の助けを借りて、なんとか神の道を通ろうとするというコント。

V:歌のフレーズがまず浮かび、藤田にこれをやろうと言う。流れ上、神には会えないので、神前という役職が作られる。学校で言えば教頭と言った時の藤田の反応がそのままネタに組み込まれている。 面白いかどうかより歌が残るネタだろうと。 神様の道の歌は大自然に頼んだ。レコーディングシーン。大自然の単独ライブ後に録音してもらったが、歌が苦手なので単独より疲れたと。 神の道を押し返される動作は以外と大変。やってみたらわかると。

ネタ終わってトークコーナー。 ゲストは先輩と仲良くなろうということで、とにかく明るい安村。 藤田のミスの多さについて。藤田の調子が悪いのはなんとなくわかっていた安村と石山。こいつはやらかすぞと。 単独前の仕事でダンソンをやるのに全身タイツを忘れ、動物頭にネルシャツの幻の生き物を狩ることになったと。 藤田が全身タイツを忘れたのは一度や二度ではない。動物の頭は忘れずに入れていると藤田。安村はパンツを忘れたことは一度もない、休日でも持ち歩いていると。パンツは小さいじゃないですかと反論する藤田。動物の頭を忘れないならそこに全身タイツつめとけばいいだろとつっこまれる。 石山は忘れたことを申告する藤田が「石山ァ、忘れた!」と妙に堂々としており、開き直るのが腹立つと。藤田的には忘れたから別ネタ(スンシー)で頼む的な意味でそうなってしまう。 ただ夏休みで子供に求められてるのはダンソンということで、幻の生き物を狩ることにwこういう新しい方向を提示しながらも、求められているものも適切に出していく感じ、とてもプロフェッショナルですね。 最終的にはミスしたのがキングオブコントじゃなくてよかったという結論に。確かに。

ミニゲームコーナー。神経衰弱。パネルをめくるとお題が出るので、石山と安村が交互に演じるのに合わせて、それに藤田がサンプラーの音を合わせていくというもの。侍なのにミサイルの音が出たりする。石山演じる「安心してください」と安村演じる「ダンソン」がレアでした。

もう一つ名前忘れたゲーム。3人がTシャツを頭までかぶり、流れる音楽の一番盛り上がったところで合わせて顔を出す。タイミングが3人ともあったら客席にプレゼントすると。育った時代も環境も違うしなぁと不安がる安村。 見事成立し、サイン色紙5枚を客席にプレゼント。藤田が客席に直接届けに行く。ひたすら立場が弱いw女性ばかりなので最後は子供に当てたいと安村。見事子供に当たって終了。

最後は思い出作りに舞台に子供をあげての記念ダンソン。ここだけ親御さん撮影オッケーという粋な計らい。 一時的に藤田側に石山側に子供が分かれた場面があり「3対3でバトルでもすんの? みんなこっちおいで」と石山。 事前レクチャーで石山が本気で踊ると子供にビビられる。生で見ると音とか揺れとかすごいですからね。 そこはかとなく子供達にまでぞんざいな扱いされてる藤田さんが笑いどころ。

最後は安村の単独告知と、バンビーノのキングオブコントの出場告知。ちょっとずつダンソンじゃないのもやっていきたいと思いますので、よろしくお願いしますという感じで〆

ゲストの安村含めて全員家庭持ちだからか、子供にやさしいいいライブでした(^_^) 夏休みのいい思い出になったんだろうなぁとこちらも微笑ましい気持ちになりました。

ほんと急速にお笑いづいてるんですが、笑ってないとおかしくなりそうっていう、メンタル的に割と切実な状況だからだと思います。はい。ルミネ→面接→バンビ単独で就活をルミネでサンドしてますもん。オセロだったら全ルミネです。 この間はミケランジェロ展→説明会→ルミネで挟みました。落ちても楽しい思い出が残るっていう自己防衛本能からくるアレです。とりあえずハッピーです。